2017年7月12日水曜日

台湾の医療情報

笑い話ですが、科学の進歩で体内に潜んでいる病巣から「何月何日にお伺いいたします」なんて連絡がはいる様になったにしても、突然の怪我は予知が難しい。
海外の病気怪我には私も苦い経験が過去に有り、医療技術や医療費の心配事もさることながら自分の状態を伝えきれない言葉の壁をもどかしく感じ語学の必要性を強く感じたものです。

台湾に於いては、高齢の医師は戦前の日本語教育を受けて日本語が堪能です。しかし残念ながらその数も徐々に減少しており、現在はアメリカ留学が主流で全体的には英語を話す医師が多いのが現状です。
日本人が多く住む地域には日本人のかかりつけ医になっている施設もありますが日本語の通じない大病院等では、日本語の堪能なボランティアによる通訳が可能な病院もあります。

ご紹介する臺安醫院は、「お待たせしない診療」「言葉の壁を感じさせないサービス」をモットーに在台外国人に対する医療サービスを目的として1989年に台安医院特別外来センター(別名、特診センター)を設立しています。
こちらには「日本語特別外来」(特診中心報到)があり、診察する医師、受付・会計・薬の受け渡しに至るまで、すべて日本語特別外来室で、日本語で対応してくれます。(薬の効能も日本語で書き添えてくれます)。

電話予約ができるので待たずにすぐ診察が受けられます。予約せずとも5~6分で受診してもらえます。一般外来より費用はちょっと高めのようですが、言葉の壁を感じず診療を受けれるので良しとしましょう。土曜日は休診ですが、日曜の午前中は診察しています。

基督復臨安息日會醫療財團法人臺安醫院(Taiwan Adventist Hospital)
台北市松山區八德路2段424號  TEL.02-2771-8151
最寄りのMRT駅:板南線「忠孝復興駅」、板南線「忠孝敦化駅」、木柵線「南京東路駅」いずれも駅から徒歩15〜20分。
最寄りのバス停:「臺安醫院站」、「八德敦化站」、「台視站」

台湾の医療水準も関心ごとのひとつですが政府衛生福利部の統計によると、2014年現在でポジトロン断層法撮影設備(PET) を43台、核磁気共鳴画像診断装置(MRI) を200台及びコンピュータ断層撮影装置(CT) を357台擁し、更に2015年には初の医療用粒子線治療設備を導入し、全面的な医療ケアと予防を行うようになっているとしています。

医師は日本や米国への留学で高水準の知識を身につけており、日本や欧米と比較しても同等で、医療の水準はまったく遜色ありません。世界トップ200病院の中に台湾は14院を占め、アメリカ、ドイツに次ぐ第三位の位置を占めており、今ではアジア各国からの医学留学生の受け入れ国になっています。
特に情報処理の面では進んでおり、インターネットによる診療予約が多くの病院で導入されており、受診中の受付ナンバーが分かるようになっており、これには私も助かっています。

PS.
*台湾で救急車を呼ぶ場合は119番へ電話をかけます。
*台湾に満4か月以上滞在の外国人も日本の健康保険制度に類似した健康保険に強制加入することとなります。
*医療観光(Medical Tourism)について。
毎年 数万人の外国人が台湾の医療サービスを受けに来台しています。
台湾の上質な医療サービスと健康保険は2000年にイギリス・エコノミスト誌の「世界健康ランキング」で世界第2位に名を連ね、2007年のスイス・ローザンヌ国際経営開発研究所の「世界競争力評価」では、台湾は医療・保健制度のインフラ整備で評価対象国55カ国中、第13位となっています。2014年には、The Richest webが台湾を世界一の医療・保健制度と評価しました。

更には、ノーベル賞受賞者クルーグマンは、台湾が成功させた蓄積はアメリカが参考として学ぶに値すると述べていたり、ナショナルジオグラフィック、ニューヨークタイムズ、タイム及びCNNなどの国際メディアが特集を組んで台湾の医療の成果を紹介しました。このように台湾の医療面での成果は国際的に高い評価を得ています。