2017年7月17日月曜日

必見の台湾の医療情報。

将来 科学が進歩し体内に潜んでいる病巣から「何月何日にお伺いいたします」なんて連絡がはいる時代が来るかも知れない。そうなれば、その時期は海外渡航を控えるなどの手段が可能。だとしても、怪我は所かまわず突然襲って来る。
不幸にも海外で病気怪我に襲われたとき、「ちくちく」「ずきずき」「しくしく」「ガンガン」など無数にある日本語の痛み表現を他国語で現地医師に伝えるのは至難の業。医療技術や医療費の心配もさることながら痛みを伝えきれない言葉の壁に不安を感じるものです。

ここ台湾では、高齢の医師は戦前の日本語教育を受け日本語が堪能です。しかし残念ながらその数は徐々に減少し、現在はアメリカ留学が主流で全体的には英語を話す医師が多いのが現状です。
日本人が多く住む地域には日本人のかかりつけ医になっている醫院もあり言葉の心配は要りませんが日本語の通じ難い大病院等では日本語の堪能なボランティアによる通訳に頼ってるのが現状です。

ご紹介する臺安醫院は、「お待たせしない診療」「言葉の壁を感じさせないサービス」をモットーに在台外国人に対する医療サービスを目的として1989年に台安医院特別外来センター(別名、特診センター)を設立しています。
こちらには「日本語特別外来」(特診中心報到)があり、診察する医師、受付、会計、薬の受け渡しに至るまで、すべて日本語特別外来室で、日本語で対応してくれます。(薬の効能も日本語で書き添えてくれます)。
電話予約もできますが予約せずとも5~6分で受診してもらえます。一般外来より費用はちょっと高めのようですが、言葉の壁を感じず診療を受けられるので良しとしましょう。土曜日は休診、日曜の午前中は診察しています。

基督復臨安息日會醫療財團法人臺安醫院(Taiwan Adventist Hospital)
台北市松山區八德路2段424號  TEL.02-2771-8151
最寄りのMRT駅は、板南線「忠孝復興駅」板南線「忠孝敦化駅」木柵線「南京東路駅」いずれも駅から徒歩15〜20分。
最寄りのバス停は「臺安醫院站」「八德敦化站」「台視站」

台湾の医療水準について、政府衛生福利部の統計をみると、2300万の人口の国に2014年現在でポジトロン断層法撮影設備(PET) を43台、核磁気共鳴画像診断装置(MRI) を200台及びコンピュータ断層撮影装置(CT) を357台、更に2015年には初の医療用粒子線治療設備を導入し全面的な医療ケアと予防を行っています。
医師は日本や米国への留学で高水準の知識を身につけ、施設は世界トップ200病院の中に14病院がランクインしており、アメリカ、ドイツに次ぎ第三位の位置を占めています。この様に日本や欧米と比較しても同等で医療の水準はまったく遜色無いと思われます。

その他、医療サービスと健康保険が2000年にイギリス・エコノミスト誌の「世界健康ランキング」で世界第2位に名を連ねたとか、2007年のスイス・ローザンヌ国際経営開発研究所の「世界競争力評価」で医療・保健制度のインフラ整備で評価対象国55カ国中の第13位に評価された、2014年に、The Richest webが台湾を世界一の医療・保健制度と評価した等々、台湾の医療面での成果が国際的に高い評価を得、今ではアジア各国からの医学留学生の受け入れ国にもなっています。
私が特に感心しているのは、インターネットによる情報処理が整備されており、病院間のカルテ移動は当然の事ながら、診療のネット予約、更にはオンタイムで受診中の受付ナンバーが分かるシステム等が導入されており、待ち時間の無い診察が受けられます。

余談ですが国を挙げてMedical Tourism(医療観光)に力を注ぎ、毎年 数万人の外国人が台湾の医療サービスを受けに来台しています。

PS.
*台湾で救急車を呼ぶ場合は119番へ電話をかけます。
*台湾に満4か月以上滞在の外国人も日本の健康保険制度に類似した健康保険に強制加入することとなります。